八幡・中間相続遺言相談室の
相続手続きに関する相談事例
宗像の方より相続に関するご相談
2025年09月02日
姉が亡くなりました。両親も他界しているのですが、姉の相続ではどのような戸籍を用意すればいいか行政書士の先生にお尋ねします。(宗像)
宗像で同居していた姉が亡くなりました。姉は生涯独身でしたので、子供はおりません。両親も他界しておりますので、姉の相続に関係してくるのは私1人くらいではないかと思います。
相続手続きは両親の時に経験してはいますが、ずいぶん前のことですし、役所関係の手続きは姉がほとんどやってくれていたので、今回の姉の相続で手続きを1人で進める自信があまりありません。確か戸籍を集める必要があったかと思うのですが、姉の相続でどのような戸籍が必要になるのか、教えていただけますか。(宗像)
兄弟姉妹間での相続手続きで必要な戸籍をご紹介いたします。
相続手続きを進めるためには、相続人が誰であるかを第三者に証明する必要があります。その証明に用いられるのが戸籍ですが、兄弟姉妹間での相続の場合、多くの戸籍を集める必要がありますのでご注意ください。
一般的に相続で必要となる戸籍は、被相続人(亡くなった方)のお生まれから亡くなるまでの戸籍謄本・除籍謄本・改製原戸籍謄本、そして相続人全員の現在の戸籍謄本ですが、兄弟姉妹間の相続ではさらに被相続人の父母両名のお生まれから亡くなるまでの戸籍謄本・除籍謄本・改製原戸籍謄本も取得しなければなりません。
被相続人に関する戸籍は、被相続人の配偶者や子の有無を確認するために必要です。配偶者や子がいない場合は父母が相続人となります。父母も他界しているなどでいない場合は、被相続人の兄弟姉妹が相続人となります。兄弟姉妹が相続人であることを証明するためには、父母両名に関するすべての戸籍を集める必要があるのです。これにより、父母が亡くなっていることや、兄弟姉妹が誰であるかが証明され、相続人が確定できるのです。
戸籍を取得した結果、万が一被相続人に認知している子や養子がいた場合、その子が相続人となりますので、宗像のご相談者様は相続人ではないということになります。その後の相続手続きを進めるうえで相続人の確定は非常に重要ですので、相続が発生したら早めに戸籍の収集に取りかかるようにしましょう。
被相続人がお生まれから亡くなるまでの間に転籍を経験している場合、すべての戸籍を取得するには複数の市区町村窓口に請求することになります。被相続人の最後の戸籍から、過去に戸籍が置かれていた場所を読み取り、お生まれになった時の戸籍まで順にさかのぼっていくことになります(ただし、兄弟姉妹間の相続では、父母の戸籍から順に追う場合もあります)。
兄弟姉妹間での相続では取り扱う戸籍も多くなるため、そのぶん手間も時間もかかります。相続手続きは戸籍の収集だけでなく、さまざまな手間のかかる手続きを行わなければなりません。
宗像にお住まいで相続手続きが必要な方は、ぜひ八幡・中間相続遺言相談室にご相談ください。初回の相続無料相談会では、宗像の皆様に必要な相続手続きをわかりやすく丁寧にご案内させていただきます。相続に精通した専門家が親身に対応させていただきますので、どうぞお気軽に八幡・中間相続遺言相談室へお問い合わせください。