修正申告とは

修正申告とは主に申告した相続税額に間違いがあり、実際より納付する税額が少ない場合や還付金額が多かった場合に訂正する手続きのことを指します。
相続税申告を終えた後に申告内容の誤りが見つかるケースも少なくありません。申告されていない財産が見つかったときや、納めた相続税額に不足があることに気づいたら、すぐに修正申告を行いましょう。

修正申告書は税務調査で更正を受けるまでの間であれば提出することができます。税務調査によって不足を指摘される前に修正申告を自主的に行うことで、延滞税だけで済みます。しかし、納付期限の翌日より延滞税が課せられるので早めの対応することを心がけましょう。
また、相続税申告後に新たに税金を発見した場合は絶対に隠すことはしてはいけません。その場合は、悪質だと判断し、税務署より高額の税金が課せられ、納付するべき税金以上の額を支払うことになります。

修正申告を必要とするケース

財産価値がないと思っていたものが、申告後に本来は申告が必要な財産だと知った
申告した後に新たな財産が追加で見つかった
遺産分割がまとまらなかったため、相続税申告を法定相続分で分割したと仮定して行った後、遺産分割協議の結果、申告内容より多く遺産を取得したため納めた相続税に不足が生じた

上記のような修正申告を必要とする事態になることを防ぐためにも、最初から財産の調査を綿密に行い申告、納税しましょう。ご自身では判断が難しい場合も多いため、相続税申告を行う際は、専門家に相談すると良いでしょう。